唐辛子の刺激で血行が促進されるから育毛に効果があるという説がある。 唐辛子は料理に用いる香辛料であって、育毛剤ではない。 調味料としての唐辛子は、ビタミンCを含み、食欲を増進させ体温を高める効果がある。
しかし、辛みの強い唐辛子を単品で食する人はいない。ほとんどの料理に唐辛子を用いる韓国の人でさえ、唐辛子だけを食することはまずない。例外として、青唐辛子を味噌でまぶして食べることはあるが、それさえご飯と一緒にいただく。
唐辛子の刺激が、腸に悪影響をもたらす場合があると分かっているからである。 唐辛子料理を食べるときに、うっかり唇についたりすると、ピリピリと痛痒い刺激をうける。また生の唐辛子が皮膚につくと、痛みを覚える。皮膚が炎症心起こすからである。 頭皮に唐辛子を塗れば、当然同じ現象が起こる。
ある日、私の経営するエステティック・サロンに顔面を吹き出物でいっぱいにした女性が駆け込んできたことがあった。 吹き出物の状態から見て「原因は腸の荒れにあるようだ」と指摘すると、「唐辛子ダイエット」に挑戦していて、しばらく下痢も続いているという。 「唐辛子ダイエット」をやめると、間もなく吹き出物は減少した。
この刺激の強い唐辛子を頭皮に塗れば、当然頭皮に炎症を起こす。 無理に使い続ければ、頭皮が荒れて角化異常をおこす原因にもなる。
頭皮に唐辛子を塗っても育毛効果がないばかりか、脱毛の大きな引き金になってしまうので、頭皮に唐辛子を絶対に塗ってはいけない。