一時女性たちの間で、粗塩マッサージが「美肌とダイエットよい」とブームになった時期かあり、私の周囲にもこの粗塩マッサージに挑戦した方が何人もいた。「美肌とダイエットによい’はずの粗塩は、粒子が荒く、尖っている。
この粗塩を顔につけてこすると、「人相が変わりそうなくらい痛くて、とてもマッサージどころではない」などと言って、顔ではなく、もっぱら腹部にすり込み、お腹の脂肪を燃焼させようと努めた方もいた。
粗塩をお腹にすり込むと、お腹がピリピリして赤くなる。熱を持って赤く腫れあかっかお腹を見ると、まさに「効いている1脂肪が燃焼している」と実感がこみ上げてくるそうで、一時は大騒ぎでお互いに効果のほどを確かめ合ったりしていた。
が、結果は「お腹の皮がむけてしまった」方はいたが、脂肪の燃焼に成功した方はひとりもいなかった。 粗塩が育毛によいとする説の根拠も「粗塩に含まれるミネラルなどが髪によい」からといわれているからである。
しかし、粗塩を直接頭皮にすり込んでみても、ミネラルなどが髪に吸収されたりはしない。
それだけではない。この粒子が荒く、尖った形をした粗塩を頭皮にすり込もうとすればするほど、お腹と違って、弾力に乏しい頭皮に傷がついてしまう。 頭皮に粗塩をすり込んでも育毛効果はない。育毛に効果がないばかりか、毛細血管を傷つけてしまうようなケースも多く、以後の育毛はますます困難になるので、止めた方がよい。