粗塩をすり込むと育毛によい?

一時女性たちの間で、粗塩マッサージが「美肌とダイエットよい」とブームになった時期かあり、私の周囲にもこの粗塩マッサージに挑戦した方が何人もいた。「美肌とダイエットによい’はずの粗塩は、粒子が荒く、尖っている。

この粗塩を顔につけてこすると、「人相が変わりそうなくらい痛くて、とてもマッサージどころではない」などと言って、顔ではなく、もっぱら腹部にすり込み、お腹の脂肪を燃焼させようと努めた方もいた。

粗塩をお腹にすり込むと、お腹がピリピリして赤くなる。熱を持って赤く腫れあかっかお腹を見ると、まさに「効いている1脂肪が燃焼している」と実感がこみ上げてくるそうで、一時は大騒ぎでお互いに効果のほどを確かめ合ったりしていた。

が、結果は「お腹の皮がむけてしまった」方はいたが、脂肪の燃焼に成功した方はひとりもいなかった。 粗塩が育毛によいとする説の根拠も「粗塩に含まれるミネラルなどが髪によい」からといわれているからである。

しかし、粗塩を直接頭皮にすり込んでみても、ミネラルなどが髪に吸収されたりはしない。

それだけではない。この粒子が荒く、尖った形をした粗塩を頭皮にすり込もうとすればするほど、お腹と違って、弾力に乏しい頭皮に傷がついてしまう。 頭皮に粗塩をすり込んでも育毛効果はない。育毛に効果がないばかりか、毛細血管を傷つけてしまうようなケースも多く、以後の育毛はますます困難になるので、止めた方がよい。 

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • Buzzurlブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する
関連記事
  1. 偏食すると脱毛症になる?
    多少栄養がかたよっていても、脱毛症になる心配はない。 戦後の一時期、ほとんどの日本人が栄養失調の状態であったが、それら総ての人が、脱毛症になったわけではない。
  2. ワカメを食べないと抜け毛が増える?
    バランスのとれた食生活は健康のためにもよいので心がけるべきだが、髪のためだけを考えて、無理に海藻類を食べる必要もない。 ワカメを食べなくても抜け毛が増えるわけではない。
  3. 育毛にはハリが効く?
    神経に作用するハリは、健康面では効果があるが、育毛との因果関係はない。 なぜなら、発毛・育毛に直結しているのは血液からの栄粉補給、つまり血管であり、神経ではないからだ。例外としてストレス性脱毛症(神秘性)には効果が見られる場合もあるが、その際には高度な技術による周期的な治療が必要となる。
  4. 髪は抜ける時に種を残す?
    健康な状態である人の髪の毛も、歯が生え代わるメカニズムと同じである。髪が自然に抜け落ちる数力月も前から、脱毛する髪に代わる新生毛が頭皮の下で育っている。
  5. 頭皮をバイブレーションさせると柔らかくなる?
    頭皮は生まれた時から固かっだのではなく、髪の毛が無くなってしまったり外部から頭皮に刺激が加わったりしたために、頭皮の皮フ細胞がバリアー機能を発揮し、厚く、固くさせたのである。固くなった頭皮は、バイブレーションなどの安易な方法では柔らかくならない。

ホストの設定